【危険度】
●極北州
 レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)(継続)
●中央アフリカ国境地帯,北部州ナイジェリア国境地帯及びチャド国境地帯
 レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(継続)
●英語圏(北西州及び南西州)
 レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(引き上げ)
●北部州(ナイジェリア国境地帯・チャド国境地帯を除く),ナイジェリア国境地帯(極北州及び北部州を除く)
 レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続)
●上記を除く地域
 レベル1:十分注意してください。(継続)

【ポイント】
●2017年10月以降,英語圏(北西州及び南西州)においては,英語圏独立を掲げる英語圏分離独立派と治安当局(警察,憲兵隊,軍で構成される。)との武力衝突が多発し常態化しているほか,外国人が身代金目的で誘拐された後,殺害されるという事件が発生しました。また,北西州の州都バメンダ近郊において,外国人宣教師が英語圏分離独立派の銃弾を受け殺害され,南西州においても,同じく外国人宣教師が何者かにより銃弾を受け殺害されました。英語圏では現地有力者及び外国人旅行者多数が誘拐される事件も発生しており,今後も外国人を標的とした誘拐及び殺人等の事件や不測の事態が発生する可能性が否定できないため,レベル2からレベル3に引き上げます。英語圏への渡航は止めてください。(渡航中止勧告)
●極北州では,ナイジェリア北部を中心に活動しているイスラム過激派組織ボコ・ハラムによる自爆テロ,外国人の誘拐,襲撃,金品強盗等が現在も断続的に発生しているため,渡航は止めてください。
●中央アフリカ,ナイジェリア及びチャドとの国境地帯では,襲撃事案,身代金目的誘拐事件等が発生しているほか,政府軍との衝突も発生していますので渡航は止めてください。またカメルーンから陸路でこれら諸国へ移動することは非常に危険ですので止めてください。
●北部州は,ボコ・ハラムと治安当局との武力衝突が頻発している極北州と近接しており,ボコ・ハラム等のイスラム過激派組織が容易に侵入することが可能となっているため,不要不急の渡航は止めて下さい。

1 概況
(1)カメルーンにおいては, 2017年10月1日,英語圏(北西州及び南西州)において同日を「英語圏独立記念日」と称し大規模デモが行われ,デモ隊と治安部隊の衝突により,多数の死傷者が発生したほか,外国人が身代金目的で誘拐された後,殺害される事件が発生しています。また2018年10月に実施された大統領選挙でポール・ビヤ大統領が再選を果たしましたが,英語圏では9月から10月末にかけて英語圏分離独立派と治安部隊との銃撃戦,誘拐等の各種犯罪が急増し,現在も武力衝突が継続しています。

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