【危険レベル】
●南レバノン県、ナバティーエ県、バールベック・ヘルメル県、ベカー県東部、アッカール県及びベイルート南部郊外(ダーヒエ地区(パレスチナ難民キャンプ(シャティーラ及びブルジュ・バラジュネ)を含む。ラフィーク・ハリーリ国際空港の敷地内、同空港からベイルートを結ぶ幹線道路を除く。))
レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)(継続)
●北レバノン県北部、山岳レバノン県南部、ドゥバイエ・パレスチナ難民キャンプ及びマール・エリアス・パレスチナ難民キャンプ
レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(継続)
●ベカー県西部
レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(一部引き下げ)
●上記以外の地域
レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(一部引き下げ)
【ポイント】
●イスラエルとレバノンとの間の停戦が発効した2024年11月27日以降も南レバノン県、ナバティーエ県、バールベック・ヘルメル県、ベカー県東部及びアッカール県では、局所的にイスラエルからの攻撃が発生しています。また、2025年3月28日及び4月1日にはベイルート南部郊外(ダーヒエ地区)への攻撃が発生しています。地域情勢は依然として流動的であり、再度攻撃が発生する可能性は排除できないため、上記4県、ベカー県東部及びベイルート南部郊外(ダーヒエ地区)の「レベル4:退避勧告」は継続します。どのような目的であれ、同地域への渡航は止めてください。また、既に滞在されている方は安全を確保した上で直ちに退避してください。
●ベカー県西部では、停戦発効以降にイスラエルによる攻撃は発生しておらず、情勢に一定の落ち着きが見られることから、「レベル3:渡航中止勧告」に引き下げます。同地域、北レバノン県北部及び山岳レバノン県南部は、停戦発効以前にイスラエルからの攻撃が近傍で発生しています。どのような目的であれ、同地域への渡航は止めてください。既に滞在されている方は、細心の注意を払いつつ、今後不測の事態が生じた際は、出国することを含めた速やかな安全な地域・場所への退避等、自らの安全確保に努めてください。
●パレスチナ難民キャンプは、同キャンプが「レベル2」地域内にある場合も「レベル3:渡航中止勧告」とします。どのような目的であれ、同地域への渡航は止めてください。
●上記以外の地域では、停戦発効以降にイスラエルによる攻撃は発生しておらず、今後も攻撃される可能性が低いことから、「レベル2:不要不急の渡航は止めてください」に引き下げます。一方で、地域情勢の影響を受けて急激に情勢が緊迫化し、商用便の運航が停止する危険性があるため、渡航する場合には特別な注意を払うとともに、十分な安全対策をとってください。
【危険情報】レバノン
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