【危険情報】ミャンマー

 海外安全情報

【危険レベル】
●レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)
(1)《継続》ラカイン州マウンドー県(マウンドー地区、ブーディータウン地区)、シットウェ県(シットウェ地区(除く市街地)、パウトー地区、ポンナジュン地区、ラテータウン地区)、ミャウウー県(ミャウウー地区、チャウトー地区、ミンビャー地区、ミェボン地区)、チン州パレワ地区 ※シットゥエ地区以外は戒厳令発令地区(以下(5)参照)
(2)《継続》シャン州1地域(コーカン自治地帯)
(3)《継続》カチン州1地域(ライザー周辺)
(4)《新規》カレン州ミヤワディ地区)
(5)2025年7月31日時点で戒厳令が発令された地区(計63地区(うち33地区は新規、その他30地区は継続)
・カチン州5地区
(新規5地区:スンパラーブン地区、シュエクー地区、インジャンヤン地区、ソーロー地区、チープエ地区)
・チン州7地区
(新規1地区:パレワ地区、継続6地区:カンペレッ地区、タンタラン地区、トンザン地区、ミンダッ地区、マトゥピ地区、ファラム地区)
・ザガイン地域9地区
(新規3地区:ティーチャイン地区、カニー地区、ディベイン地区、継続6地区:コーリン地区 、ピンレーブー地区 、キンウー地区 、ウェッレッ地区、パレー地区 、インドー地区)
・マグウェ地域5地区
(新規1地区:イェザジョー地区、継続4地区:パウッ地区、ミャイン地区、ソー地区、ティーリン地区)
・マンダレー地域3地区
(新規3地区:モーゴック地区、スィンクー地区、ガンゾゥン地区)
・カヤー州3地区
(新規2地区:パーザウン地区、メーセ地区、継続1地区:シャードー地区、)
・カレン州2地区
(継続2地区:チャインセイッジー地区、コーカレイ地区)
・ラカイン州14地区
(新規14地区:マウンドー地区、ブーディータウン地区、パウトー地区、ポンナジュン地区、ラテータウン地区、ミャウウー地区、チャウトー地区、ミンビャー地区、ミェボン地区、ヤンビェ地区、グワ地区、タンドゥエ地区、アン地区、タウンゴウッ地区)
・シャン州15地区
(新規4地区:ホーパン地区、チャウメー地区、ティボー地区、マイラー地区、継続11地区:ナムトゥ地区、マベイン地区、クッカイ地区、ナムカン地区、テインニー地区、クンロン地区、ナムサン地区、マントン地区、ラウカイ地区、コンジャン地区、モーメイッ地区)

(6)2024年3月時点で戒厳令地区に指定された地区で、7月31日時点で戒厳令が解除された地区(ヤンゴン地域の6地区を除く)(計24地区 全て継続)
・チン州2地区(ティディム地区、ハーカー地区)
・ザガイン州8地区
(バンマウ地区、ミャウン地区、サーリンジー地区、インマービン地区、タゼー地区、イェーウー地区、シュエボー地区、アヤードー地区)
・マグウェ地域1地区(ガンゴー地区)
・カヤー州3地区
(デモーソー地区、プルーソー地区、ボーラケー地区)
・バゴー地域5地区
(タンタビン地区、オウッポー地区、ナッタリン地区、パウンデー地区、パウッカウン地区)
・タニンダーリ地域2地区(タニンダーリ地区、パロー地区)
・モン州1地区(イェー地区)
・シャン州2地区(ムセ地区、ラショー地区)

●レベル2:不要不急の渡航は止めてください。
《継続》上記レベル3以外の地域

【ポイント】
●2021年2月1日のクーデター以降、各地で国軍と国軍に反対する民主派勢力との衝突が断続的に発生しています。
●また、連邦選挙管理委員会(UEC)は、2025年12月から2026年1月にかけて、三回に分けて選挙を実施する旨発表しており、第一回が12月28日に全国計102地区、第二回が1月11日に全国計100地区、第三回が第二回選挙の2週間後に実施される予定です。選挙実施に向け、当局による取締りや規制の強化及び国軍と民主派勢力との衝突事案が発生する可能性があります。
●国境地帯の治安情勢は非常に不安定であるため、陸路でのミャンマーへの入国は危険です。ミャンマーでは従来から多くの武装勢力が国境地帯を中心に武力闘争を継続しており、特に、タイ、インド、中国と国境を接する各州では少数民族武装組織(EAO)が現在に至るまで国軍との武力闘争を継続しています。
●また、2021年2月のクーデター以降、一部の少数民族武装組織(EAO)と国民防衛軍(PDF)などの民主派勢力が連携して国軍と戦闘を繰り広げており、国境地帯に加え、ザガイン地域、マグウェ地域、マンダレー地域においても国軍は空爆や迫撃砲を用いた大規模な攻撃等を行っており、局地的に激しい戦闘が発生しています。
●2025年7月31日、国防治安評議会(NDSC)は、全国330地区のうち計63地区に対し戒厳令を発令し、同年10月31日に90日間延長しました。これらの地域においては、国軍による更なる取締りや空爆を含む攻撃が継続しています。
●2024年3月時点で戒厳令地区に指定されていた地区で現在戒厳令が解除されているヤンゴン6地区(新ダゴン(北)地区、新ダゴン(南)地区、ダゴン・セイッカン地区、北オッカラパ地区、フラインターヤー地区、シュエピーター地区)を除く24地区(以下2(6)注2参照)では、現在も国軍と民主派勢力との間で衝突事案が散発しており、国軍による取締りが継続されるなど治安状況は引き続き非常に不安定です。
●また、タイ国境に位置するカレン州ミヤワディ地区は、国軍と少数民族武装組織の衝突が断続的に発生しており、治安が不安定となっています。この様な状況の中で、同地区に点在する大規模な特殊詐欺拠点において、日本人を含む外国人が特殊詐欺に加担させられる事案が発生しています。過去には複数の日本人が監禁された上に、暴行を受ける事例も発生しています。万が一関わってしまったと感じた場合、一人で悩み、抱え込むことなく、家族等の近しい人に助けを求めてください。また、現地の日本大使館に遠慮無くご相談ください。日本国内のご家族・近しい方々からの御相談も受け付けています。
なお、特殊詐欺事件に関する相談窓口をお知らせしています。
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2025C005.html

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