2025年版ヘンリー・パスポート・インデックスから見る渡航トレンド
毎年発表される「ヘンリー・パスポート・インデックス」は、世界中のパスポートが
どれだけ多くの国・地域にビザなしで渡航できるかをランキング化したもの。
業務渡航者にとっては、出張先のビザ要件を把握するうえで欠かせない指標です。
さて、2025年版では長年トップを誇っていた日本が第3位に後退。2023年~2024年は
シンガポールに次ぐ2位でしたが、今回はドイツとスペインが日本を抜いて2位に浮上。
日本は韓国・イタリアと並び、191カ国にビザなし渡航が可能という結果になりました。
上位国は以下の通り:
1位:シンガポール(193カ国)
2位:ドイツ・スペイン(192カ国)
3位:日本・韓国・イタリア(191カ国)
この順位変動の背景には、ヨーロッパ諸国の外交戦略や新たなビザ免除協定の締結が
あると見られます。日本のパスポートは依然として非常に強力ですが、今後の国際情勢に
よってはさらなる変動も予想されます。
業務渡航をされる方は、渡航先のビザ要件が変わる可能性を念頭に、出張前の最新情報の
確認をおすすめします。特に複数国を巡る出張や急な渡航では、パスポートの「強さ」
だけでなく、現地の入国条件や電子渡航認証(ETA)などの制度にも注意が必要です。
次回の出張先、ビザは本当に不要?渡航前の確認が重要ですね。







